日本郵便が「置き配」に乗り出す。再配達問題の切り札となるか?
皆さんこんにちは!
軽配送の本業と、中古転売の副業の二足のわらじを履く、じゅげむです。
Yahooで気になるニュースを見つけました。
「日本郵便が「置き配」に乗り出す。再配達問題の切り札となるか?」
日本郵便が配送した通販の商品を玄関前に置くだけで配達を完了する、いわゆる「置き配」に乗り出すことになりました。海外では「置き配」はよく見られる配達方法ですが、再配達問題の切り札になるのでしょうか。
米国にはフェデックスやUPSなど、日本のヤマト運輸や佐川急便と同じようなサービスを提供する事業者がありますが、荷物を手渡ししたり、受け取りのサインをもらうのは、むしろ追加料金が発生するオプション・サービスとなっています。もっとも安いプランでは、玄関前に荷物を置くことで配達が完了します。
日本の場合、マンションの割合が高く、現実的に廊下にモノが置けないというケースなどが考えられますから、広く普及させることは難しいかもしれません。しかし、置き配が可能な地域だけでも、この方式を導入すれば、再配達の負荷はかなり減ると思われます。
日本郵便や佐川急便、ヤマト運輸にとって、長時間労働に繋がる再配達は切っても切り離せない問題です。
再配達は長時間労働の問題だけではなく、再配達時のトラックから排出されるCO2(二酸化炭素)も問題視されています。
そのため国土交通省のホームページでは、再配達を無くすためにこんな推奨もされています。
宅配便の個数のうち約15.0%が再配達となっております。(2018年4月期調査結果)
再配達による社会的損失は大きくなっており、このような状況を改善するために、皆様のご理解とご協力をお願いしたいと考えております。
再配達削減のために活用をお願いしたい3つのこと
- 時間帯指定の活用
- 各事業者の提供しているコミュニケーション・ツール等(メール・アプリ等)の活用
- コンビニ受取や駅の宅配ロッカーなど、自宅以外での受取方法の活用
宅配便の再配達削減へ、皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。
宅配業者だけの問題ではなく、もはや日本全体の問題ですね。
実際に再配達って多いの?
現在、軽配送のドライバーとして働いている私ですが、不在の家は本当に多いです。記事では15%と書かれていますが、2割~3割近くが不在で持ち帰る日もざらにあります。
働いている社会人の家に昼間に行っても、不在なのは当たり前なんです。「帰宅する夜に行けば良いじゃん」なんて声もありますが、18時から21時の3時間で回れる量なんてしれてますよね。それだと1日の配達量が相当限られてしまいます。
注文時に時間を指定されずに、「不在票が入ってたら、再配達でその日の内に来てもらえればいいや」なんて考えの方が多くいるのも事実です。
置き配は浸透するのか?
置き配が浸透すれば、現場としては相当生産性が上がりますので、本当に楽になりますが…海外では標準な配達方法のようですが、個人情報や盗難の問題など、日本では難しいでしょうね。
コンビニ受け取りや宅配ロッカーなど、様々な方法が導入されていますが、どれも効果は今一つのように感じます。
まとめ
現場で働く身としては、不在時は本当に心が折れます。
ストレスを溜めない方法としては、不在だろうが何だろうが、ロボットのように淡々と配達をこなすことですね。いちいち「頼む~いてくれ~」なんて思っていたら、本当に疲弊してしまいますので。
本日は「日本郵便が「置き配」に乗り出す。再配達問題の切り札となるか?」でした!